「企業等不祥事における第三者委員会ガイドライン」の解説

日本弁護士連合会 弁護士業務改革委員会／編

本書が出版された2011年から2020年の現在にいたるまで、不祥事が話題にならない日はない。信頼を失った組織が信用を取り戻し、社会の期待に応えるために、当事者とは関係のない有識者が徹底した調査と原因究明を行い、責任者が責任をとり、再発防止策を実施するための提言を行うことが第三者委員会の役割である。

最近は、このガイドラインの重要な項目に配慮しない、またはガイドラインに反して、「第三者委員会報告書」を作っているだけと思われる「名ばかり第三者委員会」も多い。

そのため、ガイドライン作成に関わったメンバーを中心に、さらに研究者やジャーナリストの参加を得て、「第三者委員会報告書格付け委員会」が作られた。
公共財としてのより良い「第三者委員会報告書」を世の中に送り出すことを目標にした「格付け委員会」の活動にもつながった。

登録情報
単行本: 160ページ
出版社: 商事法務 (2011/3/1)
言語: 日本語
ISBN-10: 478571848X
ISBN-13: 978-4785718480
発売日： 2011/3/1